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ROLEX Instruction ロレックス 操作方法など - Arbitro
How To

How To Use Rolex Watch

ロレックスを初めて買うという方向けに簡単な説明書を作りました。

基本的な操作方法などは、ロレックス以外の時計でも大体同じですので参考にして下さいね。

オイスター各部の名称

 

・A... クリスタル(風防) B... ベゼル C... フラッシュフィット D... リューズ E... ケース

サファイア クリスタル ... ロレックス オイスター サファイア クリスタルは無理な力を加えること無くケースに取り付けられ、外圧によって気密性が増す構造になっています。

ベゼル ... オイスターケースのベゼル構造はサファイアクリスタルをケース本体にしっかりと固定する機能があり、サファイアクリスタルと同様に外圧が加わることで気密性を保つ構造になっています。

リューズ(クラウン)... 防水性を高めるために、ねじ込み式になっています。

Dial... ダイアル(文字盤)の言葉の意味について

・OYSTER(オイスター) ... 防水性が高いロレックスのオイスターケースを使用していることを意味します。

・PERPETUAL(パーペチュアル)... ロレックスの自動巻き機構を備えたムーブメントのこと

・SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED... この時計のムーブメントがクロノメーター認定であることの証です。

・SWISS MADE... スイス製のこと

クラスプの調整

 

ダブルロック式 Ref. 78690 3連オイスターSSハードブレス (ステンレス無垢ブレスレット)

微調整はクラスプの穴で行います。緩めやジャストサイズなどの細かい調整はこの横穴で行います。

自動巻き時計の使い方

使い始めや止まっている状態の場合はロックを解除(上の図を参照)した状態で手動でゼンマイを巻き上げてからご使用下さい。

リューズを2段引きの状態にして上方向に20回程度巻き上げて下さい。フルに巻き上がった状態でムーブメントによりますがおよそ48時間以上は動きます。

どれぐらい時間動くかを「パワーリザーブ」と言います。写真のROLEX EXPLOER 1 Ref.114270 Cal.3130の場合、パワーリザーブはフルで48時間です。

時刻合わせについて

 

リューズのロックを解除してから2段引きのポジションにすると秒針が止まります。(これをハック機能と言います)

リューズを上に回すと針(長針)が時計回りに進みます。時刻合わせの際はムーブメントに負担をかけないためにも基本的に時計回りに針を回して下さい。

午前と午後が判別方法は一度針を日付が変わるまで回して下さい。日付が変わった0時から合わせると間違えがありません。

時刻合わせが終わったら必ずリューズを元の位置までしっかりと締めて下さい。

日付け合わせについて

 

日付の早送り

リューズロックを外し、1段引きをした状態でリューズを回すとカレンダー(日付)が変わります。

但し、日付送り禁止時間帯にこの操作を行うとムーブメントの故障に繋がりますのでご注意下さいませ。

(日付送り禁止時間帯の説明は次に説明しています。)

※1960年代〜1970年代ぐらいまでの年代が古い時計で、Cal.1570など1000番台のムーブメントが使われている場合、早送り機能が付いていません。

 

Cal.1000番台のムーブメントはリューズロックを外し、1段引きをした状態で長針を回して日付送りを行います。

早送り機能があるムーブメントはCal.3000番台になってからです。

日付送り禁止時間帯

日付送り禁止時間帯に日付の早送りをするとムーブメント故障の原因となります。日付送りを行う場合は面倒ですが、必ず一度針を0時にしてから行って下さい。

日付送り禁止時間帯... 20時から翌朝4時の8時間程度の時間帯のこと。午前0時を挟んだ前後4時間に針がある場合は日付送りを行わないで下さい。

理由は20時頃から徐々にカレンダーを送る部品(部品の歯)同士が噛み合っていきます。これが午前4時を過ぎてようやく離れていきます。

この部品の歯が噛み合っている状態で、無理やり日付送りを行うと部品に負荷がかかり故障につながるからです。

6時(AM6時)〜9時(AM9時)の間で日付送りを行えば確実です。


 

Day-Date デイデイトの日付・曜日合わせ

 

リューズロックを外し、1段引きをした状態で奥(時計回り)に回すと日付、手前(反時計回り)に回すと曜日が変わります。

 

手巻き時計(プレシジョンやチェリーニなど)について

 

手巻きのムーブメントが入っているロレックス プレシジョンや...

 

ロレックス チェリーニは以下の方法で巻き上げ等を行います。

手巻き(巻き上げ)について

オイスターケースモデルはリューズロックを外した状態の位置で、リューズを時計回りに回して少し戻す、という動作を繰り返して巻き上げを行います。

チェリーニはリューズのポジションはそのままで上記の方法と同じ要領で巻き上げを行います。

巻き上がったかどうか?は巻き上がりが近づくとリューズが重くなってくるので、その重くなった状態が巻き上がったというサインです。

それ以上無理に巻き上げを行うと中のゼンマイが切れて故障してしまいます。

巻き上げが完了したらリューズを元の位置まで戻すことをお忘れなく。

 

時刻の合わせ方

オイスターケースモデルのプレシジョンなどはリューズロックを外し、1段引きをして針を回します。

チェリーニはリューズロックがありませんので、リューズをやさしく1段引いた後、時刻合わせを行います。

時刻合わせの際は時計回りで行って下さい。

日付の早送りについて

早送り機能はついていませんので、時刻合わせと同様に針を回し続けて日付を合わせます。

※この場合、逆戻しはできませんので面倒ですが時計回りに針を回して下さい。

 

用語の説明

・CHRONOMETER クロノメーター

スイス公認のクロノメーター検査協会(COCS)で15昼夜にわたって行われれる厳しいテストに合格したムーブメントにのみこの「CHRONOMETER クロノメーター」を表記することができます。

・サファイアガラス(サファイアクリスタル)

人工的に作られた(合成の)サファイアを加合して製造され、硬く透明度があり通常の使用ではキズがつきにくいという特徴をもった素材です。

ロレックス オイスターのクリスタル(風防)は外からの圧力(外圧)が加わるほど気密性が増すように設計されています。

非常に硬くキズがつきにくいサファイアクリスタルですが、硬いものに強く当てたり、落下させたりすると割れたり欠けたりする恐れがありますのでご注意下さい。

交換となった場合、ロレックス純正のサファイアクリスタルはとても高価になります。

・リューズ (クラウン)

ロレックス オイスターのリューズは防水性能をより高めるため「ねじ込み式」になっています。

リューズ内側のネジ山とケース(本体側)のチューブのネジ山が噛み合わさってしっかりと締め、それをゴムパッキンでフタをすることで気密性を高めています。

このしっかりと締めることが防水性を保つ重要なポイントになりますので、時刻合わせや手巻きを行った際には必ずリューズがねじ込まれているか(締まっているか)をご確認下さい。


 

ご使用上の注意点

・ロレックスは頑丈な時計をして知られていますが、精密機械ですので落下や強い衝撃などにはご注意下さい。

・ゴルフやバッティングセンターなど激しいスポーツでのご使用はお控え下さい。

・ゴールドのケースを使用したモデルは薬品や水銀が付着すると変色したり破損に繋がる原因となります。

・アレルギー症状がある方、かゆみやかぶれ等を生じる場合はすぐにご使用をお控え頂き専門医にご相談下さい。

・強い磁気を発するものに近づけないようご注意下さい。磁気ブレスレット等の磁気を発するもの。

進みや遅れ、精度不良の原因となります。

時間が遅れる、次の日に止まっているなど

ご使用の環境により巻き上げが十分に行われていない可能性があります。

特にデスクワークのみで1日中室内にいるというような環境の場合、十分に巻き上げができないことが多くありますので、使い始めに手巻きをしてからお使い頂くことをお勧めいたします。

通常使用しているにも関わらず、次の日に止まっている・5分以上遅れているなどの場合はムーブメントに異常がある可能性が高いですので一度ご相談下さいませ。

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