ROLEX Oyster Date Precision 6694
1950年代から80年代まで生産された手巻きのロングセラーモデル、オイスターデイトプレシジョンです。
ヴィンテージロレックスの定番モデルと言えば、手巻きのオイスターデイトプレシジョン Ref.6694ですよね。
34mmのオイスターケース、手巻きムーブメントを搭載したこのモデルは自動巻きのものと比べるとケースが薄く、時計自体が非常に軽いのが特徴です。
付けていても時計の重さを感じないほどですし、34mmというケースサイズのため男性はもちろん女性でもお使い頂けるサイズ感です。
写真の時計は1963年製。純正のリベットブレスが付いている60年代のヴィンテージな雰囲気ですよね。
ご予算抑えめで、初めてロレックスの購入を考えているという方や60年代ぐらいの現行時計には無いヴィンテージ(ビンテージ)なデザインの手巻きロレックスを探しているという方にはおすすめです。
価格的に一番手頃なためヴィンテージロレックスの入門として紹介されることも多いモデル。
ダイアルの6時位置にある「 -T SWISS T- 」が示す通り、インデックスの先に付いているポッチ(夜光)も良い感じにやけてます。ブレスのコマの横側を見ると鋲(リベット)が打ち込んであるデザインなんかも良いんです。
これはコマとコマを繋ぐ役割があるんですがデザインとして見ても現在では無いヴィンテージらしいデザインですよね。
ダイアルの状態もきれいでリベットブレスも合わせて状態は良いんじゃないでしょうか?
ケースやベゼルには年代なりのアタリなどはありますが年代を考えると、それぐらいの方が雰囲気があって良いかなと個人的には思います。(逆にラグの角のエッジが立った未使用みたいなケースのものになると使うのが勿体無くなって金庫にしまったままになる可能性も無きにしもあらずです)
何度も言っていますが手巻きのロレックスの良いところはヴィンテージなデザインに加え、34mmのオイスターケースのサイズ感とブレス込の重さがめちゃめちゃ軽いところ。
また手巻きのムーブメントは自動巻きに比べて構造的にもシンプルで無理が無いため壊れにくく非常に長持ちで頑丈です。
だから50年(この時計では約60年)以上経った現在でも普通に使えている訳ですね。ロレックス初心者の方にはもちろん、何本か時計を持っている方が好んで買うのが、この手巻き時計かも。
ダイバーやクロノグラフ・現行のドレス時計なんかは頑丈さが増した分、どうしても重くなってしまうのはしょうがないんですがずっと使っているとたまに重いなと感じる時がありますよね。
近所にちょっと買い物に行くときや少しサラッと着けたいという時にピッタリなのが手巻きのロレックスなんじゃないかなと勝手に思ったり思わなかったりしてます。
無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインの時計。
手巻きなのでアナログ感と時計を持ってる(使ってる)感が味わえるのが◎最近何でもかんでもデジタル・デジタルで疲れてきている、もっとしっかりと所有感が感じれるモノが欲しいって思いません?
今やSpotifyなどのデジタルで音楽を聞くのが当たり前になってきてる時代にレコードの売上がどんどん伸びていってるっていうのもそんな理由なのかもしれません。
まとめると、1本持っておいて損は無いです、ということです。お手頃ですしね。
夏場なんかはNATOストラップに変えたりしても良いカモ。