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カート

カートが空です

OUR HISTORY


アルビトロを始めるまで


2013.11 Leicaを中心としたヴィンテージカメラを扱う Doppietta-Tokyoをスタート


 

Doppietta-Tokyoはドッピエッタトーキョーと読みます。Doppietta(ドッピエッタ)はイタリア語で「2倍」の意味のdoppio(ドッピオ)に由来し「2得点」という意味のサッカー用語です。

アルビトロならびにドッピエッタトーキョーは兄弟2人で創業、運営しています。

兄弟2人でドッピエッタトーキョーを立ち上げる時に「2」に関係のある言葉で何かないか良い言葉はないかと考えていたところいつも見ている海外サッカーの中継にこの”Doppietta”(ドッピエッタ)というバッチリなワードがあることを思い出し、名づけたという面もあります。

ドッピエッタトーキョーには「Make your daily life twice fun and cool. (いつもの生活を2倍楽しく、格好良いものにしたい)」という願いを込めています。このコンセプトに基いて商品を売るだけではなく、高価でも本当に価値あるもの、商品にしっかりとした想いが詰まっているもの、そんなモノを買ってもらいたい。

ずっと使えるお気に入りが見つかる。そんな商品をいつも置いているお店でありたいと思っています。

 

2015.4 世田谷区下北沢にあったレインボー倉庫にて初の実店舗をオープン。
(※レインボー倉庫下北沢はクローズしました)
 

有限会社T-Plasterの運営しているレインボー倉庫という、ビルを1棟丸ごとリノベーションしたシェアスペースがありました。

「大人の秘密基地」というコンセプトの基に始まったこのレインボー倉庫は、クリエイティブな人々が集まるシェアスペースです。

所謂、レンタルオフィスやシェアオフィスのようにいかにも会社というイメージでは無く、様々なジャンルの人が集まる、とても面白い場所でした。

そこに極小のスペースを見つけ、主にカメラ用のレザーストラップを展示する用途として契約、入居しました。

これがドッピエッタトーキョーの最初の実店舗です。

当時、カメラやレンズはほぼ100%ECサイトでの販売でした。


2015.10 店舗移転のため下北沢の店舗を一旦クローズ。

 

2015.12 目黒区池尻大橋にあるレインボー倉庫にて店舗をオープン。

とりあえず見られるスペースをということでオープンしましたが、徐々に商品点数も増えてきたのでもう少し広いスペースが欲しいな〜と思っていたところ、レインボー倉庫・池尻大橋にちょうど良いサイズと賃料のところが空いた為そちらに移転することを決断。

この時に内装をどうする?という話になりましたがレインボー倉庫を運営されているT-Plasterの社長さんに相談すると格安で什器を作ってもらえることに。

内装費用を少しでも浮かせるため壁を自分たちで塗ったのは良い思い出です。

レインボー倉庫の雰囲気に合ったヴィンテージ感漂う仕上がりになりました。

 

2016.9 店舗移転のため池尻大橋の店舗を一旦クローズ。

池尻大橋の店舗をオープンさせてから1年も経っていないのですが、やっぱり自分たちだけの「店」が欲しいな〜と思い始めます。せっかく内装もやってもらったのに。。

レインボー倉庫池尻大橋は元々マンションの半地下部分の駐車場を仕切ってスペースを貸し出す、シェアスペースでした。

法律の関係で壁になる部分は上から下まで完璧に仕切ることはできず、マンガ喫茶のように上の部分が空いているんです。

そのため、どうしても独立店舗としてではなく、数ある中のひとつっていう区切りになってしまうんですね。

品揃えもライカのような高級なブランドも扱う方向にシフトしつつあったので、やっぱりそろそろ本当の意味での店舗が欲しい!となっていきました。

近くに初期費用が安くて洒落ていて良い物件が無いかな〜?と毎日賃貸物件の情報を漁っていたところ、ついに発見しました!

なんと代々木上原という小洒落たエリアで、しかも駅から徒歩1分。なんとリノベーション済みでビルの1階には有名なフレンチレストランや割烹のお店、またオシャレなメガネ屋さんまである(これが今もお世話になっているigcさんです)ところ。

広さも10坪ぐらいと申し分無い。今の自分たちには広すぎるぐらいと言ってよい物件です。速攻で不動産さんに電話して内見の予約をしました。

ワクワクしながら見に行ったら。。

 

キレイにリノベーションされた状態でした。まだこの時はカーペットが敷かれているので、ちょっと小洒落たオフィスって感じですね。

ライティングレールがあったのと、天井がぶち抜かれていて開放感があるのが良いなひと目みて思いました。

また5階からの眺めが最高です。(普段はあまり見ないですけど)

第一印象はめちゃめちゃ良いやん、でした。5階まで階段しかないけど、逆にそれだけ。

これまでよりアップする家賃は払えるのか?内装工事や什器、敷金などの初期費用がかなり必要になるけど本当にやっていけるのか?などなど、考え出すと不安な点は次から次へと出てきましたが2人で話に話し合い、お店としての世界観や落ち着いて商品をみてもらう場所として必要ということに行き着き、この場所で実店舗をオープンさせることを決めました。

 

2016.12 渋谷区代々木上原にて店舗をオープン。

10月頃に物件の契約をしたのですが、とにかく早くオープンさせないと費用ばかりが嵩んでいってしまうのを何とかして避けたい!、ということでめちゃくちゃですが前回も内装工事でお世話になったT-Plasterの社長さんに連絡。

来月に工事をしてもらいたいんですけど。。と無茶な相談を持ちかけました。始めはそんなん絶対厳しい(当たり前ですが。。)ということでしたが、そこを何とかお願いできませんか?とお願いをしまくって無理やり年内に工事をねじ込んで頂きました。(その節は大変お世話になりました。)

年末にかかるために職人さんのスケジュールも厳しい状態。通常は4ヶ月〜半年ぐらいかけてデザインから施工までするところを1ヶ月ちょっとで仕上げてもらいました。

 

写真の職人さんは池尻大橋、代々木上原の店舗とめちゃめちゃお世話になっております。

あとは古材をカット・調整してきれいに床に貼り付けてもらった職人さんなど、内装工事って職人さんあっての事というのを改めて実感しました。 

 

初めは何もなかった空間に、どんどんイメージしていたものが埋まっていくっていうのは自分たちの店舗ならでは。

工事の合間を縫って、お店の什器を探して発注をするのがなかなか大変でしたね。什器以外にもランプやテーブル、冷蔵庫などなどお店としてオープンさせるにはかなりのお金と手間がかかる、っていうことを経験できたのは大きかったと思います。

 

2017.11 ヴィンテージウォッチを中心としたセレクトショップ Arbitro (アルビトロ)をオープン。

何年か前から考えてはいましたが、コンセプトの「いつもの生活を2倍楽しく、格好良く」ということを考えた時に、カメラの次にできるものは何かな?となると、時計に行き着きました。

理由は精密機械という共通点があること、カメラより毎日使うものであること。またファッションに関連したものなのでライフスタイル全般としての提案をしやすいことから時計を扱うお店を始めることにしたのがアルビトロの始まりです。

そんなことからドッピエッタトーキョーと同じ場所でショップ名を分け、アルビトロをオープンさせました。

カメラはドッピエッタトーキョー、時計はアルビトロという棲み分けで1つの店舗内で2カテゴリがあるというイメージです。 

ドッピエッタトーキョーの名前で時計の販売をすることも可能でしたが、カメラのお店というイメージが定着しつつあったこともありますし、新たなブランドとして確立したいという思いもあり、敢えて別の名前のショップとして1からスタートさせることを選びました。

 

2020.12 渋谷区広尾へ移転。

ずらっと時計を並べただけの感じでは無くて居心地の良いリビングのような雰囲気になるように心掛けています。

代々木上原の時とは少し感じが変わりましたが、部屋のテイスト(雰囲気)自体はそこまで変わらずです。

 

 

 

しっかりと整備をして良いものを長く使ってもらう。その想いはドッピエッタトーキョーを始めた時から同じです。

「正直な商売をする」これはお客様の信頼を少しずつ積み重ねていくことに繋がると思っています。

その分お店としての儲けは少なくなるかもしれませんが、息の長い商売をしたい。そのためには常に自分が買う側の立場だったらどうかな?ということを考えて日々営業をしています。

また「餅は餅屋」という各分野のエキスパート(スペシャリスト)に任せたほうが良いという考えの元、修理や研磨は長い経験のある修理職人さんに、しかも各得意分野(国産時計は国産時計の修理が得意な職人さんのような)があるので時計に合わせて修理をお願いしています。

仕入れも私たち自身で行うのはもちろん、ディーラーの方などを通した仕入れをしています。 

2013年にスタートしたドッピエッタトーキョーでは少しずつ認知され、また徐々にライカ中心の品揃えにしていったことで、2019年にはPenのライカ特集の号で紹介して頂けたり、ウェブマガジンのTime Out Tokyoで紹介して頂いたりするようになりました。

アルビトロでは、ありがたいことに担当者さんの目に止まりClutch Magazineや2ndで紹介して頂けるなど、少しずつですが着実にターゲットとしている人たちにささっているなと感じています。

好きな人には刺さる、そんなお店で良いと思うんです。

まだまだですが、何か面白いことやってる店っていう印象を持ってもらえるようにしていきたいと思ってます。