セイコー モリス型 旧10型 戦前 1930年代 / SEIKO Moris
税込み
デザインが何とも洒落たセイコーの戦前の時計です。1930年代製と思われます。
スイスのモリス社のムーブメントをモデルとしてコピーしており、「モリス型」と呼ばれています。
Brand: SEIKO
Model: Moris (モリス型/旧10型)
Serial: S12078
Year: 1930s
Movement: Manual 7 Jewels
Case: 29mm
Material: CRP (Chrome Plated)
Strap: 15mm
Includes: Leather Strap
【Description】
2トーンダイアルにスモールセコンド、そして針が何とも良い感じのデザインですが意外にもセイコーの時計です。
この時計が生産された戦前の時代、国産の時計産業はまだまだ発展途上でスイスの時計をコピーして生産していたという背景があります。
これは同じ精密産業のカメラも同じで、この時代のキヤノンやニコンのカメラもライカを真似たライカコピーと言われています。
また、サイズが小さい方が価格が高くなる傾向がありました。部品を小型化してなおかつ精度を維持するにはコストが掛かるという事情もあったようです。
機械、外観ともに自社デザインのものが生産されるのは1950年代を過ぎてからですので、そういった事情で生まれたのがこの時代の時計です。
外観デザインも舶来品をそのまま持ってきたため、スイス製と見間違えるようなものも結構あります。
サイズは29mmとかなり小さめですのでデザイン含め、男性だけで無く女性にも合うと思います。
50年代以前の時計は針の形状や色がそれ以降のものとは少し違う、ヴィンテージ感が強いものが多い印象ですね。
オーバーホール済みではありますが、1日で3-5分遅れるのは当たり前という大らかな時代の時計ですので精度を期待するよりもサイズ感とデザインを楽しんで貰いたい1本です。
【Warranty】
2019年1月にOH済み。
精度としてはこの時代の国産ムーブメントですので、オーバーホール後も日差3-5分以内ぐらいを目安にして頂ければと思います
(オーバホール内容)
分解、点検、部品洗浄・交換、組み立て、注油、精度調整、最終検査
【Description】
The watch before WW2 era with 2-tone black and white dial.
Hour markers and hands are the beautiful gold color with patina.
Since the movement imitated the movement of Moris, the watches with this movement called “Type Moris” in Japan.
【Warranty】
Completely serviced by our watchmaker in Jan 2019.
[About Leather Strap]
Due to Washington Convention, we cannot export Crocodile/Alligator/Lizard leather overseas.
We will replace the strap with a similar strap made of calf leather as an alternative.
Or we will send the watch without strap if we don't have stocks of them.
[Payment Method]
1. Credit Card (Visa/Master/Amex)
2 Wire/Bank Transfer
*Some items are only available by Bank Transfer.
*We have U.S/Singapore/EU/UK bank account. So you don't need to transfer internationaly.
[Delivery]
Shipped via DHL Express with full value insurance.
Normally,Item will be shipped in 1-2 business days after payment received.
Tracking number will be provided, and insurance will cover if the item is damaged or missing in the shipping process.
[Custom Duty]
International buyer has a responsibility to pay import duties, taxes or charges. (ex VAT/GST)
We do not accept to declare lower value on shipping label or invoice.We will declare full value of them.
If you would like to know how much it will be, please check approximate cost below.
Import Duty Calculator - SimplyDuty
These costs normally collected by courier when you pick up item or after your receive.
[Return]
We accept return in the case of shipping mistake or item defect in 14 days after your receive.
1.取り置きはできますか?
-Webでも販売しているため取り置きはしておりません。
2.ブレスレットの調整はしてもらえますか?
-ご注文時におおよその腕周りをご記入頂ければ、調整後にお送りいたします。
(※リベットブレス・巻きブレスレットは修理職人さんによる調整が必要なため少々お時間を頂きます。)
3.「オーバーホール後のお渡し」の場合はどれ位の期間が掛かりますか?
-ご注文から約1ヶ月とお考え下さいませ。
(※修理職人のスケジュールや混み具合によりもう少しお時間がかかる場合がございます。)
4.支払い期限はありますか?(銀行振込)
-ご注文より2日以内のお振込が確認できない場合はご注文を一旦キャンセルとさせて頂きます。
5.代引きでの注文は出来ますか?
-商品の性質上、承っておりません。
6.分割払い、ショッピングローンに対応していますか?
-現在のところ分割払いやローンは未対応となっております。
7.海外発送は可能ですか?
-はい、可能です。DHL Expressにてお送りします。
(※関税、輸入消費税はお客様のご負担となりますので受取時、もしくは受取前にお支払い下さいませ。)
「良いものをお客様に安心して長くお使い頂く」ということが私たちのスタンスですが、
それを実現するには腕の良い修理職人さんの存在が欠かせません。
どれぐらいきっちりとした仕事をするかは職人さんの考え次第な部分が大きいですが、
アルビトロがお願いしている修理職人さんたちはそういう部分で手を抜かない職人気質な方たちですので安心して修理作業をお願いしています。
オーバーホールについて
オーバーホール(Overhaul)とは機械製品を部品単位まで分解して清掃、再組み立てを行い、新品時の性能状態に近づける作業のことです。
オーバーホールの手順として大まかに説明すると、
1.ケースとムーブメントに分ける
2.ムーブメントを分解する
3.各部品の消耗具合の点検・予備洗浄
4.専用の機械で洗浄
5.注油・組み立て
6.防水検査 (防水機能が保証されるもの)
7.調整・ランニングテスト
という流れで行われます。
ムーブメントによっては数百の部品で構成されますが、それらを1個単位まで分解し全てを点検し洗浄して再度組み立てるという非常に緻密な作業です。
オーバーホールをしないと、車と同じようににオイルが劣化し部品の摩耗や破損のリスクが高まり、精度の低下や重症の場合は動かないという事態を引き起こします。
部品の破損が見つかってから交換すると非常に費用が嵩むという理由もありますので経済的かつ長くお使い頂くためにも、2-3年に一度のオーバーホールを推奨しています。
ポリッシュ(研磨/新品仕上げ)について
ヴィンテージウォッチは何十年と使用されてきており、多くの時計に使用されるステンレスでも本来角が立っていた部分が丸みを帯びてきたり、鏡面仕上げが美しいはずが小キズが多く入っているという状態になってしまいます。
アルビトロでは美しい状態で購入して頂き、長くお使い頂くという考えのもと、新品仕上げを施して販売している時計がございます。
特にゴールドケースのドレスウォッチは貴金属ケースの良さを最大限に引き出す意味でも仕上げを施しています。
アルビトロで販売している時計で新品仕上げを施したものは非常に高精細で撮影しているためエッジが立っている、鏡面仕上げによって光が反射しているのがお分かり頂けるかと思います。
また、ケースやブレスレットによっては鏡面仕上げとヘアライン仕上げなど複数の仕上げが混合しているものもありますが、それらをきっちりと区別して高いレベルで仕上げることが出来る職人は多くはありません。
また、「ケースの痩せ」に関しても職人の腕に非常に左右される部分です。痩せてラグが細くなってしまった時計は本来のデザインからは遠くなり、見た目のバランスが悪くなってしまいます。
ケースの痩せを極限まで減らしながらキズや凹みを無くし、本来の仕上げに近付ける非常に緻密な作業です。
勿論、その時計のこれまでの歴史として、またオリジナルコンディションを重視するという意味でそのままの状態でお使い頂くのが良い場合もあります。
1つ1つの時計を見て、仕上げを施すのが良いかを判断した上で販売を行っています。
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