2022年1月29日Watch Review

OMEGA Louis Brandt II DE LUXE - Perpetual Calendar

オメガルイ・ブラン II デラックスパーペチュアルカレンダー 18K YG オメガルイ・ブラン II デラックスパーペチュアルカレンダー 18K YG

オメガの創業者「ルイ・ブラン」の名が付いたこの時計。通常のオメガのラインとは異なり、基本は金無垢ケース。3針のものからクロノグラフ、パーペチュアルカレンダーまで様々なモデルが存在しています。

このルイ・ブランの名が付いたモデルは1980年代から販売されていたのは確認しました。この時計はLouis Brandt IIとなっているので、ルイ・ブランの2世代目にあたるモデルですね。

オメガルイ・ブラン II DE LUXE パーペチュアルカレンダーのスペックを見ていきましょう。

OMEGA Louis Brandt II DE LUXE - Perpetual Calendar

-Specifications

Brand:OMEGA
Model:Louis Brandt II DE LUXE - Perpetual Calendar
Ref:BA 175.0302
Year:1991-1997
Movement:Self-Winding Cal.1118
Case:34mm
Material:18K Yellow Gold
Lug Width:18mm
Bracelet:Genuine Leather Crocodile (Used)
Includes:Genuine 18K YG Buckle

オメガの公式カタログにも掲載されているモデルで、調べてみるとRef.BA 175.0302は1991年~1997年まで製造されていたようです。同じルイ・ブラン IIでムーブメント違いのものも存在していますが、ムーブメントの若干の違いがあるだけです。

スケルトンになっている裏蓋からムーブメントを見てみると、ローターが金無垢なんです。ローターの裏側には21Kの刻印があり、21金無垢の素材を使っています。21金無垢ローターってすごいですね。オメガのロゴがローターに入っているのもかなり手間暇かかってます。高級時計はこだわりが段違いですよね。オメガルイ・ブラン II デラックスパーペチュアルカレンダー 18K YG

尾錠もなかなか見ないデザイン。純正のレザーベルトと純正の尾錠も付いていました。

パーペチュアルカレンダー（永久カレンダー）は30日までしかない月や4年に一度のうるう年をカレンダー修正をする必要がないんです。うるう年の4年に一度の2月が29日になるのもカレンダー修正不要。そんな仕組みを機械で表示させられるってすごくないです？

ムーブメントはCal.1118（ETA2892ベース）ですがパーペチュアルカレンダーなので操作方法は少しやっかい。ではどんな操作方法なのか？簡単に説明しますね。

プッシュボタンについて

4時位置プッシュボタン→ムーフェイズ早送り

1時位置プッシュボタン→曜日早送り

10時位置プッシュボタン→日付と曜日の同時早送り

①リューズを引いて時刻をセット
②10時のプッシュボタンで日と月をセット
(月の早送りがありませんので、合わせたい月まで押し続ける必要があります)

③曜日がずれている場合、1時のプッシュボタンで曜日をセット

④4時のプッシュボタンでムーンフェイズをセット

注意点としては、カレンダー早送り禁止時間帯にカレンダー修正操作をしてはいけません。
月、日、曜日は午後11時から12時(23時から24時)までの間では修正しないで下さい。

ムーンフェイズの修正禁止時間帯は午後1時から午後2時(13時から14時)の間ですので、ご注意。

小針で見えにくいですが、月のカレンダーの内側にある小針がうるう年表示です。

10時位置のプッシュボタンを押して1月の時にうるう年表示も切替ります。

ルイ・ブラン II DE LUXE パーペチュアルカレンダーの説明書を探し当てました。ご覧下さい。

ぴったりと合わせるかは使う方によりけりだとは思いますが、こんな操作方法なんです。

いくらすごい時計でも、時計はあくまで着けるもの。では、実際に着用した写真で見ていきましょう。

Louis Brandt II DE LUXE Perpetual Calendar オメガルイ・ブラン II パーペチュアルカレンダーのサイズは34mm。このサイズでパーペチュアルカレンダーが収められているのは信じがたいですよね。パーペチュアルカレンダーの時計って大体が大きいサイズなのでなかなかコレっていうものが無いのですが、この時計はジャスとなサイズ感。

良いですね。時計に着けられている感も無く、イエローゴールドが主張し過ぎることもなく、上手くバランスが取れていますよね。というか、めちゃめちゃ格好良い。

このラグのぽってり感も良い感じ。販売当時のカタログスペックでは30m防水で販売されていたので、しっかりとした個体で整備をしっかりとしたものなら防水という点でもかなり安心です。

袖口からチラッと見えた時の感じを出した写真。

オメガでこんな時計があるんですねっていう方がほとんどだと思います。この時計のように、本数を絞って販売されていたものがまだまだ埋もれているからヴィンテージ時計っておもしろいですよね。

OMEGA Louis Brandt II DE LUXE - Perpetual Calendar

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