IWC "ELLIPSE" 2071 YG IVORY ROMAN
IWC "エリプス" Ref.2071 18K YG アイボリー ローマンダイアル現行モデルではまず無いデザインとサイズのIWC 金無垢ドレス時計。エリプス(Ellipse)とは楕円という意味で、円と長方形の間のような形状のことですがメンズでちょうど良いサイズ感のものはなかなか出てきません。
デザインが良くて、金無垢でしかもキレイな状態でってなるとかなり珍しいですね。この時計の特徴は、ベゼルの正面側に筋目のサテン仕上げが施してあること。横から見ると縁の部分は鏡面(ミラー)仕上げになっているという、なんとも凝った(手間がかかった)デザインになっているんです。
さすが金無垢ケースを使った当時の高級時計という感じです。
現在のロゴは「 IWC 」ロゴとその下に小さく「SCHAFFHAUSEN」と書かれたものですが、この時計は「International Watch Co」と筆記体で書かれた下に「SCHAFFHAUSEN」と入っています。この筆記体ロゴは1950年代から1970年代前半頃まで見られるヴィンテージIWCだけの意匠なんです。これだけでもヴィンテージ感がありますよね。
ローマ数字のインデックスはブラック、バトンハンドもブラックで「ゴールド x ブラック」という高級感があり落ち着いた雰囲気のカラーリング。
ケースの薄さがすごいんです。奥の時計のケースと比べてみると良く分かりますね。薄くて何が良いの?と思うかもしれませんが、着け心地が違います。あと長時間着けていても疲れません。
またムーブメントの価値という意味でも、当時はどれだけムーブメントを薄くできるか?ということが一種の技術力の証明ということでもあったんです。これだけ薄くしても、時計本来の「正確な時間を表す」という性能を保っているのがすごいところ。
IWCのムーブメントは自動巻きのペラトン式に代表されるように、頑丈(耐久性がある)、かつ精度が出る設計や部品が用いられているということで今でも人気があります。
ケースの薄さや仕上げの違いが分かりやすい写真ですね。
楕円形という曲線のケースデザインは着けた時に柔らかい雰囲気になります。また色味がゴールドとブラックの2色のシンプルさなので、うるさくなりがちなゴールドの時計が、これは手元の良いアクセントになるぐらいの感じ。長袖の先からチラッとこんな時計が見えたら、かなり格好良いと思いません?
-Specifications
Brand: IWC
Model: Ellipse
Ref: 2071
Year: 1971
Movement: Hand-Wound (Manual) Cal.185
Case: 29.5x32.5mm
Material: 18K Yellow Gold
Lug Width: 18mm
Bracelet: Black Leather Strap
Includes: IWC Genuine Box