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CITIZEN Chronometer 31J SS 1960s

SKU: CITIZEN038
Sale price¥650,000 JPY

Tax Excluded Price


-Specifications

Brand: CITIZEN
Model: Chronometer 
Ref: CR1507051
Year: 1962
Movement: Hand-Wound (Manual) Cal.0400
Case: 37mm
Material: Stainless Steel
Lug Width: 18mm
Bracelet: Black Leather Strap
Includes: Watch Only

The watch has been completely serviced by our watchmaker recently
1-year Mechanical Warranty
Global shipping via FedEx International Priority

シチズンは1918年創業の日本の時計メーカーで、セイコーと共に国産時計の歴史を作ってきたと言っても過言では無い会社です。

こちらのシチズン クロノメーター 31石は1962年から66年まで生産された、シチズンのフラッグシップモデルです。「シチクロ」と呼ばれることもあります。

1960年に発売されたセイコーのグランドセイコー(GS)と対になる存在とも言えます。

シチズンの技術の全てを注ぎ込んだモデルで、セイコーはクラウンというモデルの機械をベースにGS用の機械を生産したのに対し、シチズンはこのモデルのために一から機械を設計しました。

実際、組み立ては通常の工場ラインから外れ、一つの固体に対し一人の職人が全ての行程を手掛け製造されたとの記録も残っています。

一人の職人が一日に手掛けた本数はわずかに一本でした。

工業製品としての時計を生産メーカーとしてはあり得ない手の入れようです。

採算度外視で作られたため、GSよりも高い価格ながら、販売しても殆ど利益が出なかったとされています。

また、当時はAGF(金張り)モデルの方が人気があったため、ステンレススティールのものは残っている数が少なく、かなり希少性の高い時計です。

ケースは37mmと大ぶりで多面カットされた太めのラグもこの時計の特徴の一つです。リューズにはCITIZENのCマークが見られます。

裏蓋には鷲のマークのゴールドメダルが入っています。シチズンの製品に初めて鷲が入ったのがこのモデルで、今日でもこの鷲マークはフラッグシップモデルに使われています。

文字盤はサンレイ仕上げのシルバーダイアル。バーインデックスの真ん中に谷型の凹みが入っているのが特徴です。生産時期によって針やインデックスのディテールが異なります。

ムーブメントはCal.0400という専用設計の機械を搭載しています。腕時計では国内最大のテンプ外径(13.5mm)が採用されました。

ゼンマイも強力で販売当時、パワーリザーブは53時間でした。機械としての評価は国産では随一と言えます。

こちらの時計は国産時計のヴィンテージの世界、特にセイコーでは著名な、HODINKEE MAGAZINEにも寄稿している本田義彦氏から仕入れています。

松野時計店さんにてオーバーホール済み。1年保証となります。

 


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