・ヴィンテージ時計の精度(日差について)
作られた時代や時計の状態によって精度にバラつきがありますが基本的に日差120秒以内程度(レディースは180秒以内程度)に収まるように調整またはOHをしております。
しかしながらヴィンテージ品のため、日差1~3分程度は許容範囲とお考えいただければと思います。
・水や湿気に弱い精密機械です。
30年以上前の精密機械ですのでダイバーズ時計でも防水機能は期待できません。
またヴィンテージ時計は水や湿気などに気を付ける必要があります。
日本は特に湿度が高い国ですので夏場や冬場、室内の大きな気温差も時計内部や文字盤などの故障や錆び・変色の原因となります。
腕時計の場合、腕に密着しているので雨の日や夏場などは汗が時計内部に入ってしまいます。その状態で使い続けてしまうと、気づいた時には曇っていたということになりかねません。
雨の日や湿気が多い日は現行に近い時計を使う方が良いですね。
アルビトロでは防水性能があると表記されている時計でもヴィンテージ時計ですので新品当時の性能は維持されていない場合も多いとお考え下さい。
このようなことから、防水性に関する保証はございません。
About Vintage Watch
— Manual, Self Winding (Automatic)
・ROLEX
・TUDOR
・OMEGA
・Zenith
・IWC
・Britling
・LONGINES
・Heuer
・Seiko
・etc…
-.1940's〜2000's Dress,Military,Sports,Traveler Watch.
TIME ONLY
CHRONOGRAPH
CALENDER
COMPLICATIONS
・衝撃に気をつける
ヴィンテージ時計は現行のモデルに比べそれほど衝撃に強くありません。
壊れる原因の多くは時計を付ける・外す際の落下によるもの。
時計の付け外しの際は机などに座った状態で、万一落としても大丈夫なように下に柔らかい素材のもの(ベッドのマットレスのような素材がベスト)の上で大切に行うことをお勧めします。
また手巻き式の時計の場合は手に持った状態で巻き上げるため、巻き上げ時に誤って落下させることがあります。これも慎重に行いましょう。
気をつけたいのが時計をつけたままスポーツをすることやコンサートやライブに行って騒ぎすぎた場合。
またウォーキングなどの場合も外していった方が無難です。
TPOを考えて時計を使い分けたいですね。
・テレビやパソコンなどの磁気に弱い
現行のアンチマグネティックのモデル(ROLEXのミルガウスのような)を除き、ほとんどのヴィンテージ時計は電子機器からでる磁気を当ててしまうと「磁気帯び」という状態になり精度が大幅に狂ってしまいます。
「ひげぜんまい」と呼ばれる、人の髪の毛ぐらいの細さの物が巻かれた部品がくるくると回っているのですが、これが磁気を帯びてしまうとピタッと止まってしまって動かなくなります。
(この磁気帯びの状態になってしまった場合は時計店にご相談を。)
普段の生活ではスマートフォンやパソコンなどあらゆる物に対して磁気帯びの可能性がありますが、10cm以上離していれば大丈夫です。
磁気帯びのよくあるパターンとして、鞄の中に時計と一緒にスマートフォンやパソコンを一緒に入れて持ち歩いてしまった場合です。やりがちなのでご注意を。
・定期的なOH(オーバーホール)をして良い状態に保つこと。
機械式時計は車と同じで金属で作られた歯車など多くの部品を動かすことで正確な時を刻んでいます。
車は車検があるのと同様に精密機械である時計も2-3に一度、OHが必要です。
部品が滑らかに動くように油が注されていますが、この油が劣化してくると潤滑に動かなくなり摩耗した部品が壊れたり錆びたりして故障の原因となります。(家庭用の調理油でも一度使った油をそのままにしておくと酸化したりしてドロドロの油になっていきますよね。)
また防水パッキンも時間が経つと劣化してきて時計内部に湿気が入ってきてしまいます。こうなると内部機械に使われている油の酸化原因となり錆びや故障の原因になってしまいます。
またOH(オーバーホール)のメリットとして全ての部品を分解して洗浄、新しい油を注して再組立するので摩耗したり故障している部品を見つけられるということが上げられます。
せっかく購入して頂く時計ですので、定期的にOHをして大切に長く使って頂けるとめちゃめちゃ嬉しいです。